
ぽん太博士、明日はじめてジャムセッションに行くんだけど、楽器以外に何を持っていけばいいのかさっぱりわからない…

おお、ついに行くか! 楽器だけ持って行って現場で困るやつ、ワシも何度も見てきたぞい

えっ、楽器だけじゃダメなの?

ダメではないが、準備しておくと当日の余裕が全然違うんじゃ。順番に見ていこうぞい
自分がはじめてセッションに行ったとき、楽器と財布だけ持って出かけました。結果、チューナーがない、シールドの予備がない、知らない曲が来てコードがわからない……と、演奏以前のところでバタバタしました。
この記事は、あのときの自分に渡したい「持ち物リスト」です。初セッションで恥をかかない暗黙ルールと合わせて読むと、当日の不安がだいぶ減ると思います。
セッション参加に必須の持ち物
まず、これがないと困るものから。
楽器本体は当たり前ですが、付属品のほうが忘れやすいです。自分は初回、ギターのシールド(ケーブル)を家に忘れて、お店の人に借りました。借りられたからよかったものの、かなり気まずかった。
チューナーは必ず持っていきます。セッション前に自分でチューニングを済ませておくのは基本的なマナーです。クリップ式がコンパクトで便利。スマホアプリでも代用できますが、周りの音がうるさい環境だとアプリは精度が落ちるので、専用のチューナーがあると安心です。
iReal Pro(スマホアプリ)。有料ですが、これは必須投資です。セッションでは自分の知らない曲が回ってくることが珍しくありません。そのとき、iReal Proで曲名を検索すればコード進行がすぐに出ます。ジャムセッション初心者の選曲術で紹介しているような定番曲以外が来ても、最低限コードを追えるのは大きい。自分も初回のセッションで「Softly As In A Morning Sunrise やろう」と言われて、知らない曲だったけどiReal Proのおかげでなんとかコードを追いかけることができました。あれがなかったら完全に立ち往生していたと思います。

iReal Proって、みんな使ってるの?

セッション参加者のスマホには大体入っておるぞい。持っていないと「え、入れてないの?」と驚かれることもあるくらいじゃ
そして意外と盲点なのが参加費の現金。相場は2,000〜3,000円くらいですが、カード決済ができないお店がかなり多いです。ドリンク代が別途かかるお店もあるので、5,000円くらいは現金で持っておくと安心。
あると便利な持ち物
必須ではないけど、あると助かるものたち。
Real Book(紙の譜面集)。iReal Proがあれば正直なんとかなりますが、メロディも確認したいときや、スマホの画面が小さくて見づらいときに紙の譜面が活躍します。Vol.1があればセッション定番曲の大半はカバーできます。Blue Bossaのような定番曲もしっかり載っています。ちなみに、Real Bookを譜面台に置いて開いておくと「あ、この人ちゃんと準備してきてるな」という安心感を周りに与えられるという副次的な効果もあります。
譜面台はお店に備え付けがあることも多いですが、数が足りないこともあります。自分は折りたたみ式のを持参するようにしています。ただ荷物が増えるので、最初はなくてもいいかもしれません。

ペンは何に使うの?

セッション中に聞いた曲名とか、常連さんからもらったアドバイスをメモするんじゃ。スマホのメモでもいいが、ペンとメモ帳のほうがサッと書けるぞい
録音アプリは地味に大事です。自分の演奏を後から聴き返すと、弾いているときには気づかなかった癖やテンポのズレが見えてきます。スマホの標準録音機能で十分。ただし、録音する場合はお店の人に一言断っておくのがマナーです。
ミュージシャン用の耳栓もおすすめです。ライブハウスのような箱は音量が大きく、3〜4時間いると耳がかなり疲れます。音楽用の耳栓は音質を保ったまま音量だけ下げてくれるので、普通の耳栓とは別物。自分は長時間のセッションでは使うようにしています。
楽器別の準備と注意点
楽器によって持ち物が変わるので、ざっくり整理します。

ギターって荷物多くない? エフェクターとか全部持っていくの?

全部持っていくと大荷物じゃし、セッティングに時間がかかって周りを待たせてしまうぞい。最小限がコツじゃ
ギター:シールドは予備を1本、ピックも予備を数枚。エフェクターは歪みとリバーブくらいに絞るのが無難です。大きなボードを広げるとステージ上で場所を取ってしまい、次の人の邪魔になります。セッションでは「素早くセッティングして素早く片付ける」のが鉄則です。
サックス/トランペット:リードの予備は必ず持っていきます。本番でリードが割れたら終わりなので。マウスピースの予備があればなお安心。トランペットはミュートがあるとバラードで使えて表現の幅が広がります。
ピアノ:持ち物がいちばん少ない楽器です。鍵盤はお店のものを使うので、基本的には譜面とiReal ProがあればOK。ただし鍵盤のタッチがお店ごとに全然違うので、できれば早めに到着して、少し触って感触を確かめておくのがおすすめです。
ベース:アンプはお店のを使うのが一般的。DI(ダイレクトボックス)を持参すると自分好みの音で出せます。シールドの予備は忘れずに。
ドラム:スティックは必須です。お店のドラムセットを使うので大荷物にはなりませんが、スネアにこだわりがある人は持参することもあります。
セッションの服装

服装ってどうすればいいの? スーツとか着ていくべき?

いやいや、カジュアルでまったく問題ないぞい。ジーンズにTシャツの人も多いぞい
ドレスコードは基本的にありません。普段着でOKです。ジャズバーというとおしゃれなイメージがあるかもしれませんが、セッションに関しては本当にラフな格好の人が多いです。
ただ、いくつか実用的なポイントがあります。ライブハウスやバーの地下フロアは空調が効いていても人が多いと暑くなりがちです。脱ぎ着しやすい服装(シャツの上にカーディガンなど)だと調整が楽。自分は冬に厚手のニットで行って、店内が暑すぎて汗だくで演奏した経験があります。ギタリストはストラップが襟元に引っかかる服だと演奏中に気になるので、襟の大きいジャケットやフード付きのパーカーは避けたほうが無難です。管楽器の人は腕が自由に動かせる服装がいいです。
忘れがちだけど大事な準備
持ち物ではないけど、事前準備として大事なことがいくつか。
お店の場所と営業時間は必ず確認しておくこと。セッションは開始時間が決まっていて、途中参加だと最初のグループに入れないこともあります。初めてのお店なら、迷うことも想定して早めに出るのが無難です。地下にあるお店だと看板が見つけにくかったりするので、Googleマップのストリートビューで入口の場所を確認しておくと迷いにくいです。
食事は済ませておくのが地味に大事です。演奏中にお腹が鳴ると、マイクに乗ります。自分はこれを実際にやらかしたことがあります。静かなバラードの最中にお腹が「グゥ〜」と鳴って、ドラマーに笑われました。

名刺って持っていったほうがいいの?

必須ではないが、セッションで気の合う人と出会えることもあるからのう。SNSのアカウントを交換するだけでも十分じゃぞい
セッションは音楽仲間を見つける場でもあります。名刺やSNSの連絡先を交換できるようにしておくと、次回以降に一緒に演奏する約束ができたりします。自分はセッションで出会った人にベースの練習方法を教えてもらったことがあって、あの出会いがなかったら今も独学で遠回りしていたと思います。
セッション準備チェックリスト
最後に、持ち物をまとめます。
| カテゴリ | 持ち物 | 必須度 |
|---|---|---|
| 必須 | 楽器本体+付属品(ケーブル、ピック等) | ★★★ |
| 必須 | チューナー(クリップ式推奨) | ★★★ |
| 必須 | iReal Pro(スマホアプリ) | ★★★ |
| 必須 | 参加費の現金(5,000円程度) | ★★★ |
| 便利 | Real Book(Vol.1) | ★★☆ |
| 便利 | 譜面台 | ★★☆ |
| 便利 | ペン+メモ帳 | ★☆☆ |
| 便利 | 録音アプリ | ★★☆ |
| 便利 | ミュージシャン用耳栓 | ★☆☆ |
足りないものがあっても、正直なんとかなります。楽器と参加費さえあれば最低限セッションには参加できます。チューナーやシールドを忘れても、お店の人や常連さんが貸してくれることが多いです(もちろん毎回借りるのは避けたいですが)。
完璧に準備を整えてから行こうとすると、いつまでも行けなくなります。初セッションで恥をかかない暗黙ルールも読んでおけば、初回としては十分な準備です。

よし、チェックリスト見ながら前日にカバンに詰めておこう

それがいちばん確実じゃ。当日の朝にバタバタすると絶対何か忘れるからのう。楽しんでおいで!


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